Cisco製品について

Cisco製品について

CCNAの学習に入っていく前に、まずはCiscoがどういった製品を販売しているのかを見ていきます。

下記がCiscoの製品ページになります。
 → http://www.cisco.com/web/JP/pr……index.html

値段が書かれてない製品がほとんどです。
上記サイトの製品一覧に掲載されているのは現行機種であり、個人ではとても手が届かない金額です。エンジニアはそのとても高額な製品を取り扱っていくことになります。

ここではまず、Ciscoというメーカーが販売している製品にはどういったものがあるのかということを何となくでも良いので把握しておきましょう。


CCNAの学習に向いている機種

最近ではヤフーオークションなどで型落ちした機種を安く購入することができます。
以下、CCNAの学習に向いている機種を紹介しておきます。

ルータ

Cisco 1721(1720)
cisco1721

CCNA対策用の定番機種となっています。
拡張スロットをいくつか持っている機種であるため、オークションなどで購入する場合は、どのような構成で出品されているかを確認しておきましょう。2つ以上のネットワークを組める構成となっているものが良いです。
例:FastEthernetポート2基、シリアルポート1基
(show versionコマンドの実行結果しか示していない出品者もいるようですので、注意してください。)

この機種はAUTO-MDIX機能(ストレート・クロス変換)に対応していないため、クロスケーブルか(安価な)スイッチを用意しておく必要があります。

製品詳細ページ → https://www.cisco.com/web/JP/p……00_cat.pdf
Cisco 1812J
cisco1812

スイッチが内蔵されている機種であり、ルータ機能以外にVLANやスパニングツリープロトコルなどのスイッチング技術の勉強にも使用できます。
また、全てのポートがFastEthernet(100Mbps)で動作し、VPNにも対応しているため学習用途以外でも十分使用できます。


製品詳細ページ → http://www.cisco.com/web/JP/pr……index.html


スイッチ

Catalyst 2950シリーズ
catalyst2950

CCNA対策用として定番となっているスイッチです。
「Cisco Catalyst WS-C2950-12」や「Cisco Catalyst WS-C2950-24」という商品名で出品されています。
2950の後に「-12」とついたら12個のポート、「-24」とついたら24個のポートがあることを示しています。


製品詳細ページ → https://www.cisco.com/cisco/we……html?bid=0

ルータ、スイッチそれぞれ複数台用意するの良いでしょう。
私の場合、「Cisco1812J」1台、「Cisco1721(1720)」3台、「Catalyst2950」2台を所持しています。

注意:学習用に購入したCiscoルータをインターネットゲートウェイとして使用する場合、セキュリティに対して十分注意してください。家電ショップなどで市販されている家庭用ブロードバンドルータと違い、基本的にCiscoルータはセキュリティに関する設定を何もされていない状態で出荷されます。何も設定せずにそのままインターネットへつなげてしまうのは大変危険な行為となりますので、学習段階では、Ciscoルータを直接インターネットへつなげないようにするのが無難です。


Cisco製品を購入した方が良いのか?

CCNAの学習を進めていく上で、Cisco製品を購入した方が良いのか?

結論から言ってしまえば、当然、「購入した方が良い」となります。

フィルタリング(アクセスリスト)やルーティングプロトコル(RIP)などの機能は2000円程度で売られている家庭用有線ルータでも対応しており、基本的なネットワーク技術の理解を深めることを目的とした場合は、それらの製品で十分な場合が多いです。

しかし、CCNAに合格するためにはIOSコマンドや高度なスイッチング技術を理解しておく必要があります。

シミュレータやリモートラボを使うという手もありますが、やはり、実際に実機に触れ、物理的な配線を変更し、様々な構成にネットワークを組み替え、コマンドを入力していくという作業を踏んだ方が効率は遥かに高いと言えるでしょう。

しかし、だからと言って無理に揃えることもありません。
ちょっとしたラボを自宅に作ろうとした場合、Ciscoルータやスイッチだけでなく、数台のパソコン、LANケーブル(ストレート・クロスの両方)、シリアル-USB変換ケーブル、電源タップなど何かと揃える必要があり、場所も取りますし、それなりのお金もかかります。

CCNA問題の出題方式が多岐選択式(ドラッグアンドドロップも組み合わされる)が中心となっており、実機に一度も触れたことがなくても合格は可能です。
※補足:入力問題やCiscoルータのシミュレータを使用したシミュレーション問題も出題されます。

結局のところ、受験者の最終的な目標や現状の立場などによって最適な結論は異なってきます。

ヤフオクならCiscoルータ、スイッチなどをセットにして格安で購入することが可能です。ここでの値段で検討するのが良いでしょう。
 → CCNA対策セット(ヤフオク)

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